はじめに

生命保険、住宅ローンの見直し方

生命保険は現状に合った保障内容になっているか、不要な保障はついていないかを、中立な立場のFPなどに見てもらうとよいでしょう。目的を明確にすることで、必要な保障に入り直したり、不要なものを削ることで、きっと支出削減につながることでしょう。

また、住宅ローンも金利によっては借り換えを検討しても良いと思います。

(1)ローン残高が1000万円以上
(2)借入期間の残りが10年以上
(3)金利差が0.5%以上

この3つがそろえば借り換えで総返済額が少なくなると言われていますが、最近は金融機関が手数料などを下げているので、金利差が0.5%未満であっても効果があるかもしれません。インターネットでシミュレーションをしてみてはいかがでしょう。

ぜひ一度これらについて見直しをしてみてください。そして、支出が軽減すると思えたら、すぐに行動に移してみてください。動かないと、変わりません。

生活の仕方によっては、貯金からの補てんも覚悟を

支出をいくら下げても、収入がその支出を下回ると、貯金を切り崩さなくてはいけません。ご主人は自己都合退職になるのでしょうから、退職後、3カ月の待期期間を経て、勤務継続期間によって定められた期間、失業給付を受けられます。その間、家計の問題はある程度、軽減されているでしょう。この受給期間内に次の仕事が見つかればよいですか、見つからなければやはり、相談者さんの収入を軸に暮らさなくてはいけません。

家計を見ると、住居費・通信費・生命保険料の固定費で14万5000円かかっていて、相談者さんの収入の約55%を占めます。前述のように固定費の見直しをして支出額が減ったとしても、相談者さんの収入の半分ほどは固定費となると予想できます。つまり、日々の生活費は12~13万円ほどであると見込めるのです。

こう考えると、支出の優先順位を考えながらも、食費が8万円を超えていてもよいのか、こづかいが6万円を超えていてもよいのか、ということに疑問を持って、支出について検討していかなければなりません。支出を収入の中に収めることが最重要事項なのか、食費、もしくは趣味費としての小遣いが優先なのか。それによっても頑張りどころが変わってくるはずです。

発想の転換で、少ないお金で楽しく暮らす知恵をつける

ただ、状況が状況ですし、これから年金生活に近づいて来ることを考えると、少ない金額で豊かに楽しく暮らす方法を見つけておくことも悪くはないのではと思います。それができれば貯金からの補てんが少ない年金生活が送れるでしょうし、老後資金が少なくてすむ可能性が高まります。

残りの現役生活を楽しみたいという考え方もあるでしょう。支出を収入の範囲に収められない場合は、夫の仕事が見つかるまで、貯金を切り崩して暮らすことは覚悟しておきましょう。

どのような暮らし方をするにしても、相談者さんご夫婦の選択ですからそれを尊重したいと思いますが、私個人としては、一時的に踏ん張る期間は収入内で暮らせるように踏ん張り、少ない金額で暮らすとはこういうことだという体験をしてもよいのではないかと思います。ぜひ頑張ってみてください。

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答える「みんなの家計相談」の過去の記事一覧はこちらから。

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