九州地方で続く記録的な豪雨では広い地域が浸水し、7日現在で50人以上の死者が出ています。8日には岐阜、長野両県で大雨特別警報が出ています。一方で、東京を中心に、再びコロナウイルス感染者が増え始めています。コロナウイルス感染を予防しながら災害から身を守るという、難しい状況に直面するかもしれません。

そこで、民間団体や広告会社が、気象や防災の専門家らに取材してまとめた対策集「コロナ禍でもすぐできる!大雨&台風への備え2020年版」が、イラスト中心で分かりやすいとSNS上で広がっています。どんな内容なのでしょうか。


発表してすぐに九州での豪雨

対策集は、6月30日、災害復興の支援をする民間団体などが公表しました。メンバーには元内閣府防災担当審議官の佐々木昌二さんらも入り、気象の専門家らに詳しく話を聞いて作成したそうです。

特徴は、「風水害が起きる5日前~前日」「風水害が発生する直前・発生時」「避難所にいるとき」と、災害時の段階ごとにそれぞれ4枚のイラストにまとめられている点です。自分が今、どんな情報を求め、どんな行動をとるべきかが分かりやすく示されています。

避難所でのコロナ対策、特に注意すべき点は

中でも、最もコロナ対策に注意が必要なのは、避難所です。対策集では、避難所でコロナ対策として、以下の6つの注意点を挙げています。ポイントは、使いまわしを避けること、唾液が飛びやすい歯磨きの時は人と離れること、スマホやタブレットはこまめに消毒をすること。3密が避けられない避難所で少しでもリスクを減らす方法です。


(FUKKO DESIGN作成)

・食べるお皿は別々にする。
・自分のコップを使う(共用した場合は必ず消毒する)
・自分の箸を使う(なるべく割りばしを使う)
・歯磨きは人と離れて丁寧に行う
・自分のタオルは清潔に保つ(使用後はすぐに洗濯する)
・スマホやタブレットはこまめに消毒する

避難所は空調が万全でない空間で、多くの人が詰めかける可能性があります。特に食事や洗面時に感染リスクが高く、注意が必要となります。非常用持ち出し袋には、自分用の箸や皿、タオルなどを多めに入れておくとよいかもしれません。