はじめに

農業や金融、自動車分野でも

テクノロジーの進化により、社会課題の解決がビジネスチャンスとなる産業は医療だけではありません。農業や教育、金融、自動車、製造業、エネルギーなど多岐にわたっています。

手つかずの市場であるがゆえに、その成長力は大きいと言えるでしょう。例えば、日本で、デジタル技術活用したスマート農業の市場規模は、政府の「強い農業」政策の下、2018年から2024年にかけて年平均18%で拡大すると予測されています。

世界に目を向けると、世界のキャッシュレス決済取引額は3.9兆米ドル(2019年)から2024年には8.3兆米ドルへと拡大する見通しです。EV(電気自動車)市場は212億米ドル(2016年)から2030年9,185億米ドルへと約43倍に拡大し、2038年には世界の新車販売台数に占める割合が50%を超えると予想されています。

Sosiety5.0

1250億台のデジタル機器がつながる時代

ソサイエティ5.0への移行には、AIやIoT、5Gなどデジタル基盤技術が欠かせません。大量の情報がやり取りされる社会ではサイバーセキュリティの重要性も高まってくるでしょう。

IoTの世界市場は約241兆円(2018年)から2030年の約532兆円へと約2.2倍拡大し、インターネット接続デバイス数は270億台(2017年)から2030年には約5倍の1,250億台に増加すると予想されています。様々なデジタル基盤技術の活用により、ソサイエティ5.0が目指す新しい社会は実現に向けて拡大していくと予想されます。

<シニアストラテジスト:山田 雪乃>