はじめに

子どもが欲しいなら迷っている暇はない

「彼女が40代という事もあり、子どもを授かることができるタイムリミットが心配」という言葉の通り、ここはかなりの重要ポイントです。

「特定不妊治療助成制度」をご存じでしょうか。自然妊娠が困難なカップルに向けて、自費が高額になる特定不妊治療(体外受精や顕微授精等)の費用を助成する制度です。1回の治療につき15万円を助成する制度で、男性不妊の顕微鏡下精巣内精子回収法の治療等も対象となります。この制度の利用には、年齢による基準が2段階で設けられています。

図

このように、助成回数が年齢によって異なるのは、年齢ごとに治療の効果が異なるからです。残念ながら、年齢が上がるほどに、自然妊娠の可能性は低下しますし、同様に、不妊治療を受けてもお子さんを授かる可能性が低下していきます。

2人が「子どもを欲しい」と強く思っているのであれば、お金が無いからと言ってプロポーズをためらっている時間はありません。

一方で、今から急いで結婚しても子どもを授かる保証はありません。子どもがいない人生となることもイメージして、それでも彼女と一緒の人生を歩んでいきたいと思えるなら、結婚の意思があることを彼女に早めに伝えてみてはいかがでしょうか。

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