はじめに

教育資金のゴールはいくら?

教育にかかるお金は、原則高校を卒業するまでは、手取り収入でまかなえる進路選びをするのが鉄則。公立と私立では大きく金額が変わりますので、おおよその目安を知り、無理して支払うことにならないようにすることが大切です。

高校入学までに200万円をまず目安に

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小学校上記の費用には塾等の習い事も含まれていますが、もし中学受験を考える場合は、この金額では不足する可能性が高く、一般的に小4~6の3年間で200~250万円はかかります。中学受験の選択は慎重に検討しましょう。

しかし子どもの進路は、様々な事情で私立に行かざるを得ないこともあり、読めないものです。特に高校は私立前提で貯蓄計画をしておくのがおすすめ。また、ホームステイなど短期留学を希望する高校生も多く、その分も考慮したいですね。そこで教育費の1つ目の貯蓄ゴールとして、高校入学までに200万円準備しておくことをおすすめします。私立進学しても、短期留学を希望してもある程度対応できる金額だからです。この200万円は、児童手当を15年間貯めると準備できます(所得制限にかかる場合は合計90万円)。

大学学費は高3秋までに私立入学費用+2年までの学費を

大学にかかる費用は、手取り収入からすんなり出せる金額ではないことが多いため、一般的には貯蓄で対応します。

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上表のように、大学も進路によって大きく金額は変わるため、今のうちからご夫婦で、どこまで(高校/国立大学/大学院等)出してあげるか話し合いを。上のお子様が18歳の時のご相談者様は55歳、旦那様は61歳という年齢を考えても、大学資金はしっかり貯蓄しておくと安心です。たとえば私立大の教育費も全額出してあげたいのであれば、高校3年の秋までに、私立における入学費用+2年生までの学費をまかなえる400~500万円を目指して計画を。ご相談者の場合、学資保険で受け取れる金額を差し引いて、不足分を今から積立しておきましょう。もし大学に進学しなくても、そのまま老後資金やお子様の結婚資金にまわすこともできます。

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