はじめに

最低限確保可能な金額でプランを組むこと

また、キャッシュで購入する場合も、将来住宅ローンを組む場合も、注意しなければいけないことがあります。

個人で事業をする場合は、今はある程度の収入が見込めたとしても、何があるか分かりません。必要以上に支出を増やしてしまうと、事業がうまくいかなくなった場合の資金繰りが難しくなります。そこも含めて検討が必要です。

ご相談者の場合は、今現在のマンションを売却して約1500万円くらい手元資金が増える計算になります(売却した際の譲渡益に対しての課税については加味していません)。現在の貯蓄総額に加えると4300万円となります。そこからお子さま2名分の教育費準備の為の貯蓄1000万円を差し引くと3300万円となります。

手元資金3300万円と今後出来るであろう貯蓄で、住宅に関しての費用と老後資金準備を賄うことになります。ご主人様の収入にかなり幅があるので、最低限確保が可能な金額でプランニングすると良いでしょう。

優先順位をつけてライフプランを組み立てる

最後に、ご相談者がまず考えるべきことについて整理します。

ご相談者の経済的な目標としては大きく4つです。

1)住宅の買い替え
2)子どもの教育費
3)自動車購入
4)老後資金準備

まず、これらに優先順位をつけましょう。優先順位の高いものの資金を確保した上で、ライフプランの作成(生活設計)をしていく必要があります。

また、ライフプランの作成にあたり、前提条件を定める必要があります。特に、個人事業であるご主人様の収入に幅があるので、前述したように、最低限確保できるであろう金額で設定した方が良いでしょう。特殊な資格職で80歳まで働くことも可能とのことですが、こちらも80歳まで働く前提で考えるのか、例えば70歳までにはリタイアしたいと考えるかによってもプランは変わってきます。

これらを整理した上で、専門家に相談しましょう。住宅購入は大きな買い物です。特に個人で事業を始めたばかりとのことなので、事業計画と合わせて慎重に進めていくことをおススメします。

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