ブータンという国がある。もともとが貧しい国で、農業で細々と暮らしていたが、国民の幸福度は高かった。
しかし、経済発展をしてテレビが見られるようになり、「借金をする」という概念を覚えてしまった。ちゃんと学校教育を受けていなかったため、借金をして物を買うことになんの抵抗もなくなり、みんな借金で首が回らなくなってしまい、幸福度は下がっていってしまった。
ちゃんとした思考がないまま情報だけを与えられるとカモになってしまう。ブータンの人々はおそらく、情報がなかったら、普通に幸せな国のままだったはずだ。
情報はときに人を不幸にしてしまう。
1%の努力 ひろゆき 著
