はじめに

先日、回転寿司のスシローでお寿司をいただきました。平日夜の時間帯でしたが席はかなり埋まっており、緊急事態宣言が出ていた4月ごろと比べるとだいぶ生活が通常モードに戻ってきた印象を受け、少しほっとした気持ちになりました。

ただ、それでもまだまだ前と全く同じとはいきませんし、筆者の体感では会社の飲み会や会食の機会も新型コロナ前に比べて大きく減っています。現状、日本の個人消費は新型コロナ前に比べてどのくらい戻っているのでしょうか?

小売企業の中には2月・8月決算を採用している企業も多く、ちょうどそれらの会社の決算発表が概ね出揃いました。上場小売企業のみということで断片的な情報とはなりますが、今の個人消費動向を捉える参考として見ていきましょう。


小売企業の6~8月決算概況

2月末または8月末決算を採用しており10月13日までに6~8月の決算発表を行った63社について決算動向を集計しました。

まず全体の売上高は6.7兆円と前年同期の6.8兆円に比べて2%近い減少となりました。また、経常利益は2,632億円と前年同期の2,999億円と比べて12%の減少となっています。

全体として減収減益の厳しい決算ではありますが、3~5月期の同様の集計では5%の減収、47%の減益でしたので最悪期に比べると大きく持ち直していると言えそうです。

これは新型コロナ前の生活に少しずつ戻り始めていることに加えて、減益率が改善しているのは企業の懸命なコスト削減努力によるところも大きそうです。

小売業の業績動向