はじめに
驚愕の金利はホント?
2020年10月現在、住宅ローンの金利が安いことで有名な銀行の新規借り入れの変動金利は以下の通りです。
ジャパンネット銀行 0.38%
住信SBIネット銀行 0.41%
auじぶん銀行 0.38%
auじぶん銀行は、au電気に契約することが最低金利を受けられる条件になっています。
住信SBIネット銀行は、他の二行と比べると若干金利が高いですが、全疾病保障が充実しているので人気があります。ただし最低金利を受けるには、三井住友信託銀行でいろいろと契約することが条件になります。
ジャパンネット銀行は、2020年10月現在では最安ですが、5年ルールや125%ルールや、短期プライムレートに連動しているという記載がないので変動の基準が何に紐付いているか分かりづらいというデメリットがあります。
短期プライムレートとは、銀行がお得意先である最優良企業に貸し出す際の再優遇貸出金利のうち、一年以内の短期貸出の金利のことです。この短期プライムレートは、20年以上低水準のままで、ほとんど変わっていない状況です。また短期国債の影響をうけますが、国債を多量に発行している日本は、金利を上げると支払利息も増えてしまう上、経済政策的にもなかなか金利を上げづらい状況にあると言えます。
いきなり、「驚愕の低金利」と、「各社セット販売で面倒臭い」というメリット・デメリットから話しがはじまりましたが、総じて住宅ローンを借りる条件は悪くないと言えます。
0.4%という超低金利は、融資条件も厳しかったり、さまざまな付帯条件がついてくることがありますので、もう少し金利が高くてもよければ借りやすくなるでしょう。