はじめに

定年後、「健康」「生きがい」にも繋がる働き方とは

長く働くことのメリットを述べてきましたが、とはいうものの、年齢的についていかないのは体力・気力です。やはり現役時代のようにはいきません。高齢者には高齢者の働き方があるのです。

つまり、高齢者が働く目的は、「経済的にゆたかな老後を送りたい」、「社会との接点を持ちたい」「やりがいが欲しい」ということが多いので、その場合はフルタイムで働く必要はありません。やりたくない仕事はしなくていいのです。給与は、たくさんもらえればうれしいですが、年金などもあるので、生活費の足しになればという考えでもいいのではないでしょうか。月額10万円でも5万円でもいいのです。収入があれば、それだけ老後資金の取り崩し額が減って資金寿命が長くなります。

定年後、自分にあった働き方をみつけて、老後生活の「お金」「健康」「生きがい」の不安を解消してみてはいかがでしょうか。

厚生労働省『2040年を展望した社会保障の政策課題と地域医療構想の達成に向けた取組』
厚生労働省『次期国民健康づくり運動に関する委員提出資料』

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