はじめに
「まさか、クレジットカードを不正利用された?」と焦った経験はないでしょうか。万が一、そういう事態になった時はどのような対応を取れば良いのでしょうか。実は、クレジットカードの不正利用額は、2019年で270億円を超えています。
まずは自分だけに起こることではないと認識し、冷静になりましょう。今回は、クレジットカードを不正利用される原因や対処法などを解説していきます。
クレジットカードの不正利用はどれくらい発生しているの?
実際に、クレジットカードの不正利用は、どのくらい発生しているのでしょうか。一般社団法人日本クレジットカード協会の資料を元に、表にまとめました。
年によって増減がありながらも、全体的に増加傾向です。内訳としては番号盗用による被害が多くを占めています。
クレジットカードが不正利用される原因は?
それでは、クレジットカードが不正利用される原因は何でしょうか。4つの原因をまとめてみました。
1.なりすまし
「なりすまし」とは、流出した、もしくは盗み取ったカード情報を使って、第三者が本人になりすまして、クレジットカードを不正利用する手口です。
2.フィッシング詐欺
「フィッシング詐欺」とは、金融機関やカード会社を装ったメールを送り、偽のサイトに誘い込む手口です。偽サイトにてクレジットカード情報を入力させ、カード情報を盗み取り、本人になりすまして不正利用を行います。
3.スキミング
「スキミング」とは、クレジットカード情報を読み取る特殊な装置「スキマー」を用いて、情報を抜き取る手口のこと。抜き取った情報をもとに偽造カードを作成し、不正利用をします。
4.情報漏えい
「情報漏えい」とは、オンラインショップなどを管理するインターネットサービス事業者のミスやサイバー攻撃により、企業が保有するクレジットカード情報が漏えいしてしまい、不正利用されることです。
いずれも、個人の予防策では完全に防ぐことはできないかもしれませんが、リスクは抑えることはできます。今後のためにも原因をしっかり調べましょう。