はじめに

気づきをメモして「見える化」

――知識を増やす良い方法はありますか?

方法は人それぞれで、向き、不向きなどがあると思いますが、知識を増やすのに適したタイミングはあると思います。それは、有望株を見つけた時です。初心者でも、本などを参考にして銘柄を探索すると「もしかして、あの本で書いてある割安成長株って、これのことか?」と、何か見えた感覚が生まれます。その時こそ勝負時です。その銘柄の業界について調べたり、成長要因や割安に放置されている原因を調べたり、徹底的に勉強すると良いでしょう。狙い通り、その株が大きく上昇したら、1つ上のステップに上がったことを実感できると思います。

自分が学んだこと、気づいたこと、買った株のことなどについて、ノートなどに書いておくことも大事です。私自身も、ブログ(エナフンさんの梨の木)を書くようになってから自分の考えや気づきなどを整理しやすくなりました。

――それもスキルアップの方法として真似できそうですね。

はい。文章としてまとめると、ぼんやりと気づいていたことが言語化できます。また、株を長く保有していると、買った理由を忘れて、勝手にストーリーを後づけで作ってしまうことがあります。2倍まで持つつもりで買ったにもかかわらず、SNSや掲示板などで悪評を目にして「ここが限界だな」「売ってしまおう」などと考えてしまうことがあるのです。せっかく努力して調べた株なのに、SNSなどで見かけたちょっとした情報に惑わされて安易に売ってしまうのはもったいないですよね。そういう失敗を防ぐためにも、買った理由を書いておくと良いと思います。

――SNSを中心にあらゆる情報が飛び交う時代だからこそ、情報に踊らされないようにすることが大事ですね。

「2ちゃんねる」開設者の西村博之さんの言葉で、「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」というものがあります。
まさにその通りで、SNSなどに溢れている情報も、嘘を見抜ける人じゃないと使いこなすのは難しいと感じます。嘘を見抜く力は努力でどうにかなるものではなく、その人の本質的な部分かもしれません。「疑ってかかろう」と言っても、素直な人はきっと信じてしまうでしょう。そのせいで失敗する可能性があるなら、SNSを見ないというのも1つの手です。

そもそも、誰がどの銘柄を買っているか知ることが勉強だとは思いません。誰かを参考にするにしても、銘柄ではなく、考え方や着眼点などを学ぶことが大事ですし、それもスキルアップにつながると思います。

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