はじめに

77歳女性が選択したサービスと費用

冒頭で紹介した77歳女性は、病気により「1人で倒れていたら嫌だ」という不安があったため、ケアマネジャー、本人、娘とで、困りごとをもとにサービス事業所をどこにするか話し合い上の表2のうち以下のサービスを選択しました。

(2)体調管理のため、看護師による週1回30分の訪問(訪問介護)
(6)自身で購入した簡易ベッドでの寝返り、起き上がり、立ち上がりをしやすくするため、ベッドサイドに手すりのレンタル(福祉用具貸与)

居宅での介護サービスを利用する場合は、利用できるサービスの利用限度額が要介護度別に定められていて、利用者の自己負担額は、介護サービスにかかった費用の1割(一定以上所得者の場合は2割又は3割)です。なお、自宅を離れ施設に入居して受けるサービスは別に定められています。

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77歳女性は要支援2のため、介護サービスの利用限度額は1ヵ月あたり10万5,310円となっています。実際利用したサービスは下記のとおりです。

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利用限度額の10万5,310円まであと8万4,590円分のサービスまで介護保険により利用することができ、利用限度額を超えた場合は、超えた分が全額自己負担となります。

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