はじめに

介護保険申請から介護サービス利用までどうなるの?

77歳女性は、家族の協力のもと介護保険の申請をして、実際介護サービスを利用できるようになりました。では、実際介護サービスの利用までどのような流れになるのか紹介します。

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(1)要介護認定の申請は市役所の窓口で
65歳になると誕生月には介護保険証が自治体から送られてきます。その介護保険証を持参し、市役所の介護保険課の窓口で、要介護認定の申請を行うことができます。要介護認定の際、主治医に意見書の提出などが求められるので、主治医にはあらかじめ相談しておくとスムーズでしょう。

(2)介護認定調査を受ける
認定調査員が自宅などに訪問し、「体がどこまで動くか」「移動や食事、トイレ着替えはどのようにしているか」「物忘れはないか」「周りが大騒ぎするような問題行動はないか」「薬やお金の管理、買い物は誰が行っているか」など、77歳女性は30~40分くらいかけて約70項目の質問を受けたそうです。

(3)要介護認定を受ける
介護認定調査後、市役所より要介護度が印字された新しい介護保険証が届きます。77歳女性の場合は、「要支援2」で有効期間は12ヵ月とのことでした。
※有効期間は新規申請(初めて)の場合、6ヵ月ですが、市町村が認める場合は3~12ヵ月の間で定められます。

(4)介護サービス計画書(ケアプラン)の作成
介護サービスを利用する場合は、ケアマネジャーに介護サービス計画書(ケアプラン)の作成をしてもらいます。「要支援1、2の支援を地域包括支援センター、要介護の支援をケアプランセンター(居宅介護支援事業所)に相談することになっています。要介護認定を受けたら、本人、家族が納得のいく支援が受けられるよう、何ヵ所かに話を聞いてみましょう。

介護保険で利用できるサービスってどのような内容?

介護サービスは、大きく6つに分かれ、さらに細かく分類されます。要介護認定を受けた人のみのサービスや、要介護度によっては受けられないサービス、条件付きのサービスがあります。利用する介護サービスを選ぶときには、ケアマネジャーに本人・家族の希望をしっかり伝えておくことがポイントです。

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