はじめに
週に1回は「対策のための面談」を
進捗が良くても、悪くても、メンバーと1週間に1回は対策のための面談を必ずしましょう。簡単なもので構いませんし、オンラインでもOKです。
メンバーと面談をするときは、まずはメンバーから「進捗の状況(このままで大丈夫か)」「ほかに方法はないか」「今後どうするか」の報告をしてもらってください。
これもメンバーの「主体性」を引き上げるマネジメントの一つ。自分自身で考える機会を部下に与えるのです。
「環境のせい」「相手のせい」にしているうちは、その部下は今後も「やらされ感」を持ちながら仕事をすることになるでしょう。一方で自分が考えた改善策だと、「特別なスタート」を切れるようになります。
時折、リーダーが「とりあえず、頑張ろう!」としか言っていないミーティングを見ます。これでは「何を」頑張るのかが、わかりません。
アクセルを踏むべきは、「するべきことが明確になっている」状態のときだけです。
まずは面談で一人ひとりにどう対策を立てればいいのか、考えてもらってください。自主的に考えることで、各メンバーの「やる気アップ」につながることでしょう。
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(この記事は日本実業出版社からの転載です)