はじめに
「遊び心」や「雑談」を忘れない
【「遊び心」や「雑談」がチーム全体の発想を広げる】
『エッセンシャル思考』(かんき出版)の著者で、シリコンバレーのコンサルティング会社のCEO、グレッグ・マキューン氏は、「遊び」には脳の活動を活発化し、ストレスを軽減し、考えの選択肢を広げる効果がある、と述べています。
真面目に目標にチャレンジすればするほど、必要になるのは「遊び心」や「雑談」です。あなたのチームにも「遊び」を加えて、ときにはオンライン上でも構わないので「雑談」を奨励しながら、仕事をしてみましょう。さもないと、決めたことをひたすら貫徹することしか尊ばれない、柔軟性のない職場になってしまいます。
グレッグ・マキューン氏は、「遊び」によって、次の3つの効果を得られると紹介しています。
・脳の高度な機能を活性化させ、「優先順位づけ」「スケジューリング」「予測」「決断」「業務の移譲」などにプラスの働きがある
・ストレスを軽減させる。重い気分を取り除いてくれる
・常識にとらわれない発想が生まれ、選択肢を広げることができる
目標を達成したとき、みんなで握手をしたり、クラッカーを鳴らしたり、上司がかぶり物をしたり……。また、目標を追いかけている途中でも、バカ笑いが起こるような朝礼をする、といったような振り幅を持つ会社は数多くあります。
私自身も、朝礼でダンスを踊ったり、漫才をしてくれるメンバーがいたりする、そんな朝から大笑いをするような職場で働いていました。
そういう職場の場合、会社に来るのが楽しくなるうえに、営業ミーティングも明るくなります。
とはいえ、アフターコロナの今、握手は難しいでしょうし、時差出勤、リモートワーカーもいます。新しい「遊び」のある取り組みを、オンラインミーティングなどで決めてみてはいかがでしょうか。