はじめに
前回記事「理想と現実の貯蓄額の差は60代で最も大きくなるという過酷な現実」では、様々な世代が考える貯蓄に関する思い、目的などを紹介しました。特に多かったのが、「老後への蓄え」のための貯蓄です。今回は、この「老後」についてのデータにフォーカスします。
データは松井証券が実施した全国の子どもと親のいる20~60代の男女合計800名を対象にしたインターネット調査によるもの。多くの人が考える「老後とお金」のイメージを可視化したデータを見ていきます。
どの世代にも「老後への不安」を抱いている
「あなたは老後に不安がありますか?」というアンケートのデータが下記の2つです。「不安がある=43.1%」、「やや不安がある=40.5%」と、全世代の8割以上の回答となっています。
全世代とも、8割以上の人が老後に不安を感じている結果に(松井証券株式会社調べ)
世代ごとの詳細なグラフ。老後への不安を覚えるのは、どの世代もほぼ等しいことをグラフが表しています(松井証券株式会社調べ)
さらに、老後の何に不安を抱いているかの回答も見ていきましょう。想像通り、圧倒的1位はやはり「お金」でした。