はじめに

便座おすすめの温度設定は?

温度設定は、「節電モード」を活用することが一番のおすすめです。メーカー各社の技術や解釈は異なりますが、省エネ性能を向上させようとする熱意は同じです。

使用していない時間帯は最小電力に切り替えるなど、その技術力を結集する「節電モード」を有効活用しないと、無駄な電力を消費していることになります。また、便座のフタは開けておくよりも閉めておくようにしましょう。フタを閉めておくことで保温している熱が逃げてしまうことを防いで、便座保温機能における断熱性を向上させるとされています。さらに、厚生労働省の案内では「フタを閉めてから水を流す」行為も推奨されています。フタを開けたまま水を流すことでの細菌やウイルスの飛散を注意してのことかもしれません。

メーカー各社が実験と研究を繰り返すことで、近い将来に細菌の感染リスクなどを抑制できる製品が発表されるかもしれませんね。

温水洗浄便座って何?

冬場などは特に、冷たい水でお尻を洗浄するのは辛いですよね。ですので基本的には、温水で洗浄するための機能が備わっています。

これまでは、専用のタンクに溜められた水をヒーターで温めておく貯湯式が大半でした。貯湯式のデメリットは専用タンクの温水が無くなると水しか出なくなってしまい、水を溜めて温水ができるまでも一定の時間が必要なところ。

最近では、水がヒーター部を通過する度に瞬時で温水を作ることができる”瞬間式”というのがあります。高効率なヒーターを採用しているので価格は上がりますが、温水切れの心配はありません。家族で使う場合などはこちらを検討するのも良いでしょう。また、洗浄機能には「お尻」と「ビデ」のスイッチが設定されているものが大半です。

「ビデ」の用途に疑問を持つ方もいるようですが、これはイタリアやフランスなどの西欧で”婦人用”を意味します。なので「女性専用の洗浄機能」としてお使いください。“洗浄機能”と併せて付いている”乾燥機能”ですが、あまり活用していないという声が多かったからか、最近ではついていない温水洗浄便座が多く見られるようになりました。”乾燥機能”が備わった温水洗浄便座が欲しい場合は、上位機種に限られると思いますのでご注意ください。

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