はじめに

将来を託す人は誰かを考えておく

現在、一人での生活となっている相談者様。老後の設計として、病気になったときや、万一のことが起こってしまったときには、どのように対処するのか、考えてみてください。

たとえば病気なってしまったときや介護が必要になったときには、誰が保証人になってくれるのか、考えていますか。すでに決まっているのなら安心ですが、まだ決まっていないのなら、基本的に自分よりも若い人に保証人になってもらえるよう、頼んでおきましょう。

一般的に兄弟姉妹がいる場合には、自分より年下の弟や妹が候補に。その他には、甥や姪なども将来を託す候補になると思います。基本的に保証人になってくれる人は、万一のときにもメインとなっていろいろなことを進めてくれる人だと思います。相続なども踏まえて、誰にお願いするのかを考えてみましょう。

もちろん、血縁以外からお願いすることもできますが、相続と切り離すことは難しいため、第三者に託す場合には、どこまで託すのかを明確にしておくことも必要です。たとえば、将来、認知症が不安であれば、任意後見制度を利用するのも手ですし、遺言書を作成しておき、全ての手続きを弁護士などにお願いするというのも方法のひとつになります。

エンディングノートを書いて整理する

一人での生活は、何かと不安なこともあるかと思います。お金のこと、将来のことなど、どうすれば良いのかと悩んでしまうこともあるかもしれなせん。まずは、エンディングノートなどを使って、どのような生活を望むのか、将来に対して望むことは何かを考えてみてはいかがでしょうか? 書き出すことで、自分の思いを改めて見つめることができますし、文字にすることで、自分の本当に望むことも見えてくるかもしれません。

人生はまだまだ続きます。相談者様らしい素敵なセカンドライフが送れるよう、陰ながらお祈りしています。

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