はじめに

新型コロナウイルス関連での収益貢献が期待される3社に投資妙味

こうしたなかで当経済研究所では、新型コロナウイルス関連での売上高構成比が比較的高い、H.U.グループホールディングス(4544)と栄研化学(4549)、ビー・エム・エル(4694)の3社に注目しています。3社の同売上高構成比がそれぞれ10%強と推定しています。

H.U.グループホールディングスに関しては、受託臨床検査事業におけるPCR検査受託と空港検疫所における包括的な検査サポート、臨床検査薬事業における国内外での抗原検査薬・装置(迅速キットと高感度検査システム)の販売増が見込まれます。

栄研化学に関してはLAMP法の新型コロナウイルス検査システムを中心とした遺伝子検査装置・試薬の販売増が主に収益に寄与すると考えています。

ビー・エム・エルに関しては全国各地での医療機関のほか、同社が得意とする診療所を中心とした新型コロナウイルス感染症検査が全体の収益を押し上げるとみています。

<文:企業調査部 吉田正夫>

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