はじめに
寡婦(夫)控除の改正
ひとり親控除の創設にともない、寡婦(夫)控除が変わりました。寡婦控除は、子以外の扶養親族がいる場合や、夫と死別の場合は子どもがいない場合でも受けられますが、所得500万円以下に限られます。
たとえば、夫と死別または離婚して、その後結婚をせず、高齢の親を扶養しているなら、寡婦控除が受けられます。また、夫と死別してから結婚をしていない女性も、寡婦控除の対象です。
ただし、所得500万円超は寡婦控除の対象外になりましたので、以前寡婦控除を受けていた所得500万円超の人は増税になります。寡夫控除は、ひとり親控除でカバーされることになります。
2021年度の個人住民税を節税する方法は?
税金は適切に納めることが大切ですが、納め過ぎは避けたいものです。節税できる控除があれば、しっかり活用しましょう。
2021年度の個人住民税は、2020年の所得をもとに計算されます。会社員の場合は年末調整をすることで1年分の所得が決まりますが、申告を忘れた控除があれば確定申告をすることも可能です。
確定申告は2021年2月16日~4月15日までの予定です。利用できる控除がないか、今一度確認してはいかがでしょうか。