はじめに

公共料金は「3割高」

食費については、写真を見ると分かるのですが、エビが688グラム入って225円だったり、自分の頭よりも相当デカい白菜が300円だったりします。大量に入った春菊が100円だったり、ミカン12個100円、チャンポン麺(150g)が29円、アナゴの天ぷら1本120円なんてこともあります。外食はそこまで安くはないものの、スーパーで購入するものは生鮮食品を中心に東京よりも1~3割は安く感じられます。

さらに、交通費も日常的にはほぼゼロになりました。以前は電車かタクシーで移動していたのですが、現在はコンパクトシティの地の利を生かし、基本は徒歩か自転車。銀座で飲んでいて「このまま電車に乗ると寝過ごしてとんでもないところへ行ってしまう……」「余計なトラブルに巻き込まれるかも……」とタクシーに乗ると平気で5,000円ほどかかっていましたが、これらが一切なくなりました。これで月に3~4万円は減らせたことでしょう。

とはいっても完全に交通費がなくなったわけではなく、唐津から博多まで時々1時間15分ほどかけてバスで行くことはあるのですが、1,050円×15枚つづりの回数券を1万200円で買うことができます。なんと、片道680円! 唐津のタクシーの初乗り料金(730円)よりも安いのです。

こうして地方生活のお金の面での利点は示してきましたが、寒冷地になると暖房費が相当かかるでしょうし、都会の方が公共料金は安いです。知り合いの東京から来た人は「3割ぐらいは高いから節約している」と言っていました。そこら辺は注意したうえで、出費をドラスティックに減らす手段として、現在私は地方での出費激減生活をそこそこ楽しんでいます。

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