はじめに

無駄な動きに終わっても、落ち込まない

③資料請求は元付に連絡する
このように、ポータルサイトの閲覧を常に行うか、またはメルマガからの情報をチェックするかして、自分の購入基準に合致した物件が見つかれば業者に資料請求します。

資料請求の方法としては、電話かメールになります。業者側としては、物件ごとに担当が決まっているので、電話で請求する際は物件担当を指名して、資料を送ってもらいます。ちなみに先のサイト10選でも挙げましたが、競売物件専門サイトの「981.jp」の場合、3点セット(物件明細書、現況調査報告書、評価書)がダウンロードできるので、資料請求の手間がかかりません。

ここで重要な点を1つ。資料請求する際、必ず仲介ではなく元付に連絡するのがポイントです。元付とは売り主から直接、投資物件の売却を依頼されている業者のこと。顧客と業者がダイレクトでやり取りしていて、顧客の情報も入手しやすいので、値段交渉において断然有利になってきます。

また、元付業者からしたら手数料を売り主と買い主からもらえます。つまり手数料がダブルで手に入るので、案件をまとめるため熱意を持って仲立ちしてくれるのです。

私の場合、「良さそうだな」という物件が見つかっても元付が見つからない場合、検討から外してしまうこともあります。元付にアクセスできた投資家から横やりが入り、購入に至るまでの交渉を有利に進められない可能性が高くなるからです。元付と仲介では、どうしても元付が優先されます。

元付の見つけ方ですが、ポータルサイト上の「取引形態」に「専任」「仲介」などと記載されていることで見分けられることもあります。

ただ記載されていないこともあるので、多くのサイトを見た結果、どうしても元付が分からなければ、その時は仕方がありません。仲介に連絡して、資料をもらいましょう。

以上、3ステップでした。
サイトを閲覧し続けるにしても、メルマガをチェックするにしても、元付を見つけるにしても、ライバルの多いなか「良い物件」をいち早く見つけることは根気のいる作業です。

しかし、前述のとおり私の経験上「動く量」と「良い物件を見つける可能性」は比例します。空振りに終わったとしても、良い物件に少しでも近づいたと前向きに解釈して、継続的に行いましょう。

(※この記事は不動産投資を推奨しているものではありません。投資は自己責任で行ってください。)

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