はじめに
家計管理がどんぶり勘定になっている可能性が
家計状況ですが、36万6,000円の手取り収入に対し、28万円の支出であれば、毎月8万円以上貯まる計算になります。ご年齢を考えても、もっと預貯金が大きくなければ辻褄が合わないので、想定外にかかる費用があることや、家計の管理がどんぶり勘定になっている可能性が高いです。いちど、家計簿アプリなどをしっかりと使いこなして、ご自身の家計の中から支出が多いものをあぶり出していけると良いでしょう。
カーローンを完済できるのはいつ?
資産状況については、400万円の負債に対して100万円の貯蓄と70万円の投資という状況は、見直しが必要です。
400万円のほぼすべてが自動車のローンだと仮定して、仮に3%のローンを組んでいた場合、2万円の車両費では完済できるのは23年3カ月先となります。そして、利息だけでも87万円となります。ボーナス払いを年に30万円したとしても9年1カ月かかります。
カーローンの上限期間は5年が多く、長くても6、7年かと思います。2万円の車両費では計算が合わないので、毎月の支払いがもっと多いか、もっとボーナス払いがあるのかと思いますので、確認してください。
そこまで長く車に乗る予定はないかもしれませんが、住宅購入を考えるようであれば、購入の頭金を捻出するためにも売却して、コストの安い車に変えた方が良いかもしれません。一度査定に出してみて、売却する場合は、複数の買取り業者を比較しながら、価格交渉をしてみましょう。
住宅を買うなら、購入価格の10%の現金は必要
未曾有の低金利状態ですので、頭金を無理に入れずに借り入れを多くしてもかまいません。ですが、住宅ローンの審査では、頭金を入れるかどうかが審査基準の1つになる場合があり、適用される金利に影響がある場合があります。
また、住宅ローンの頭金は必ずしも必要ではありませんが、住宅購入の際は購入費用以外にも、
・住宅ローンの手数料 ・引越し費用 ・不動産仲介手数料 ・税金その他費用
・クーラーなどの設置費用 ・家具やカーテン費用 ・火災保険 ・ネット開通工事費用
などの諸費用で、思いのほか出費がかさむものです。ですから、最低でも購入価格の10%は現金がある状態が望ましいです。住宅ローン以外の借金を作らないようにすることが大切です。