はじめに
50代以上で満足度は下がる
次にさらに細かく「現在の世帯年収について:年代別比較」を見ていきましょう。
「大いに満足」「やや満足」が最も多いのが40代で、次が30代。双方とも50%以上の働く主婦が現在の世帯年収に対して、おおむね「満足」している結果になりました。
ただし、これが50代以上になると、「大いに満足」「やや満足」が減り、「やや不満」「大いに不満」「どちらとも言えない」が50%以上という結果になりました。
職場ではまだまだ現役で、子どもにもまだお金がかからない30~40代は、おおむね「満足」を得られているように見えます。しかし、これが50代以上になると仕事が限られる一方、子どもの進学や進路などで膨大なお金がかかることで世帯年収に対し「やや不満」「大いに不満」「どちらとも言えない」が過半数を超えたのではないかと考えます。
やはり世帯年収に対する満足度は、「子どもにかかるお金」「養育費」に起因するように見えますが、次に「現在の世帯年収について:子どもの数別比較」を見ていきましょう。
「子どもがいない」働く主婦の半数以上が「大いに満足」「やや満足」と回答したのに対し、「子ども1人」「子ども2人以上」の半数以上が「大いに不満」「やや不満」「どちらとも言えない」と回答しています。ここでも世帯年収に対する満足度は、子どもの有無によっても変わることが示されています。