はじめに

「よく知っている会社」を選ぶ

まずは難しいことは考えず、知っている会社の株に投資をしてみるといいでしょう。さらに言えば、その会社が好きだったり、その会社が提供している商品やサービスを実際に使っていたりするのがよいかと思います。

私は大学生の時に株式投資を始めましたが、何も分からないながらも心掛けていたのは、「何で儲けているか知らない会社の株は買わない」ということでした。

企業業績の分析が出来なかったとしても、その会社の商品やサービスについて詳しければ、「最近は競合の商品の方が人気あるんだよな」とか、「この間、店舗に行ったら接客のレベルが上がっていた」など、将来の企業業績に直接繋がってきそうな情報に苦も無くアクセスできます。

また、株価というのは一方方向に動き続けることはなく、上下に波を打ちながら動いていきます。そのため、投資した時の株価を現在の株価が下回るということもあるでしょう。その時に、応援している会社の株であれば信じて持ち続けるということも出来ると思います。

低金利時代は配当に注目

株式投資は基本的に、投資をした時よりも高い値段で売ることで利益を儲けるのが基本です。それ以外にも配当というかたちでお金をもらうこともできます。全ての上場企業が配当を出すわけではないですが、多くの会社が利益の一部を投資家に配当というかたちで還元します。

配当を出す会社の株を選ぶ際によく使う指標が「配当利回り」です。計算式は以
下のもので、非常にシンプルです。

配当利回り = 配当 ÷ 株価 × 100
 
つまり、株価が1株1,000円の会社が1株あたり50円の配当を出す場合、50÷1,000で配当利回りは5%となります。現在は超低金利時代ですから、メガバンクに預金しても1年間で0.001%しか金利がつきません。それを考えると5%という数字は非常に魅力的ですね。

しかし、美味しい話ばかりではありません。企業の業績が下がれば、配当金の額を下げられてしまうこともありますし、最悪の場合は配当金を出さなくなる場合もあります。

さらに言うと、株価が大きく下落すれば、配当金をもらっても焼け石に水ということになります。そういう意味では、配当利回りだけを見て投資をするのではなく、多少なりとも企業の業績は分析しておかないと、痛い目を見ることになるでしょう。