はじめに

家計の改善は家計の把握から

それでは、まず収入と支出のそれぞれを把握していきたいと思います。

ご収入は月の手取りが18万円で、支出は毎月15万9,500円が目安としてあるとのことですが、毎月貯蓄ができていないとのこと。ここで計算が合わなくなります。また、負債が12万円あるのですね。

ここから考えられる問題は、「家計が正確に把握できていない」ということです。「その他」の費目に「食費と日用品3万円」とありますが、それ以外の支出もあるように思います。借入が起こった原因と、月々の支出を把握して、どこに費用がかかりすぎているのかは、家計簿アプリを活用して管理されると良いと思います。しっかりと設定すれば自動で家計が管理できますし、少しのメンテナンスで支出を正確に把握することができるようになります。

もし、家計簿アプリなどを既に活用していても、内訳がしっかりと把握できていないようであれば、月に一回は、アプリ上のデータを紙やエクセルに書き出していくことをおすすめします。自動で家計簿が記帳できていても、それが正しく仕分けされておらず、「なんとなく家計簿ができている」という状態は、実は家計簿の実力の半分も出せていない状況です。費目の仕分けをしっかりとすることと、月に一回は家計を振り返ることで、どの費目にいくら使っているのかが把握出来るようになります。

その保険料、本当に必要?

その上で、まずは固定費について考えていきたいと思います。節約は食費などの変動費からやりがちですが、節約の努力が必要な上、無理すると長続きせずリバウンドしがちです。固定費は、見直す手続きが面倒臭かったりしますが、一度見直しができると長く節約効果が持続するのでおすすめです。

固定費は、家賃、保険料、通信費などですが、ご相談者さまの支出でまず気になるのが保険料です。

現在支払っている、6,500円の保険料は、現在お独り身でいらっしゃるので絶対に必要というものではないと思います。どのような内訳なのか不明ですが、医療保険については、高額療養費制度もありますので、万が一入院するようなことになってもそれほど大きな負担にはなりません。そして、死亡保険も、現状、ご相談者様の収入で誰かの生活を養っていく必要はないと思いますので、解約しても問題ないでしょう。

保険料を支払うよりも、まずは医療費に対応できるだけの預貯金をつくられることを優先されると良いと思います。6,500円×12カ月で7万8,000円が年間で貯まります。5年で39万円、10年で78万円、20年貯めれば156万円です。

次に見直したいのは通信費

通信費についても非常に高い印象です。2万3,000円とのことですが、通信・通話費、端末代、ネット回線利用料などでしょうか? 仮に6,000円のネット回線、1万円のスマートフォン端末代、7,000円のスマートフォン通信費として考えてみます。

スマートフォンの通信費は、格安携帯に変えることで、3,000円以下に減らせると思います。端末の支払いがありキャリアの変更が出来ないと考えているようであれば、端末代と利用料を分けて考えて整理したほうがよいでしょう。ネット回線は4,000円代のところもありますし、ポケットWi-fiや、スマートフォンのテザリングを活用することで月々の支払いを下げることができると思います。