はじめに
就学援助を受けられる所得かどうかの確認方法は?
就学援助の所得制限の範囲内かどうかは、納税情報をもとに決められます。勤務先から交付される給与所得の源泉徴収票を確認しましょう。「給与所得控除後の金額」の欄を所得制限の基準と比較してみましょう。
副収入がある、自営業をしているなど確定申告されている方は、確定申告書の「所得の合計額」を参照してください。
家計が急に厳しくなった場合はどうすればいい?
学校または自治体を経由して行います。必要書類は自治体によって異なります。就学援助の通常の申込みは、子供の入学・進級に合わせて、学校では入学前や新学期に案内され、申請の窓口は学校または自治体になります。4月入学時は前々年の所得で判断され、7月以降は前年の所得で判定されます。入学時に所得制限を超えてしまった場合、入学準備費は支給されません。所得の確認は毎年され、前年の所得が前々年より下がっていれば認定される可能性はあります。
しかし、通年で受け付けられているので、年度途中でも失業など経済面で急に変化があったときは、急いで申請しましょう。新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で収入が低下した場合の緊急措置を実施している自治体もあります。家計急変している家庭や離婚などでひとり親家庭になった場合など早めに確認しましょう。
入学・進学の忙しい時期ですが、まずは家庭の所得を確認して、住んでいる自治体のホームページ記載内容と照らし合わせて、対象になりそうでしたら手続きをしましょう。