はじめに

クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、キャッシュレス決済が広がっています。便利な一方、手元の現金が減らないため支出を実感しづらかったり、支払日と引き落とし日にタイムラグが発生したりするため、家計管理がしづらくなると頭を抱えている人も多いのではないでしょうか。

そうした不安を取り除いて家計管理をラクにしてくれるのが、家計簿アプリです。マネーフォワードが提供する「マネーフォワード ME」は、普段よく利用する銀行口座やクレジットカードなどを登録するだけで自動で家計簿を作成。使い方さえマスターすれば家計管理につきまとう煩雑な作業から解放されます。

そこで今回は、「マネーフォワード ME」の使い方について初級・中級・上級編に分けてご紹介します。まずは初級編。キャッシュレス決済で支払った金額と資産をざっくり把握し、家計を見える化するところから始めましょう。


「マネーフォワード ME」とは?

「マネーフォワード ME」はマネーフォワードが提供するお金の見える化アプリです。

スマホにアプリをダウンロードして、銀行口座やクレジットカード、Amazonなどの通販サイト、電子マネーを登録するだけで、利用明細や購入履歴などから自動で家計簿を作成します。預金のほか、証券、保険、年金などの金融資産も連携できるため資産管理ツールとしても利用でき、家計と資産の両方をまとめて管理することができます。

基本的な機能は無料で利用できますが、11件以上の金融機関と連携するなど機能の拡充を求めるならプレミアムサービス(有料)への加入がおすすめです。

※お金の見える化アプリ「マネーフォワード ME」

「マネーフォワード ME」の使い方(初級編)

「自動でー家計と資産を見える化する」
1.アカウントを作成する
2.家計簿の集計期間を設定する
3.銀行口座・金融関連サービスを連携する
4.金融機関から取得した入出金情報を確認する
5.自動作成された家計簿で「何にいくらかかっているのか」を把握する
6.「未分類」を解消して、家計簿をカスタマイズする
7.口座間での資金移動は「振替」で二重計上を防ぐ

1.アカウントを作成する

「マネーフォワード ME」のアプリをダウンロードしたら、アカウント(マネーフォワード ID)を登録します。メールアドレスの確認後、性別、誕生日など簡単なプロフィールを入力して会員登録を完了させましょう。

氏名や電話番号、住所などの個人情報は不要です。「マネーフォワード ME」は一度登録すればスマホだけでなくインターネットに繋がっているタブレットやPCからも家計簿が確認できます。

2.家計簿の集計期間を設定する

まずは家計簿の集計期間を設定しましょう。集計期間は自由に設定することができます。

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ホーム右上にある「歯車」をタップして、設定画面を開きます。「家計簿の集計期間」を選択し、毎月の集計開始日を決めましょう。お給料日を開始日に設定すると管理しやすくなるのでおすすめです。

3.銀行口座・金融関連サービスを連携する

集計期間を設定したら、銀行口座やクレジットカードなどを実際に連携してみましょう。対応している金融関連サービスは2630社以上。まずはよく使う銀行口座、クレジットカード、通販サイトなどにログインするIDとパスワードを手元に準備します。

ネットバンキングやWEB明細など、よく利用する金融機関のオンラインサービスの利用設定をまだしていない場合は、事前に金融機関側で手続きを済ませておきましょう。

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画面下部メニューの「口座」を選択し、右上の「+」マークをタップします。該当する金融機関を選択後、金融機関側でログインを行い、マネーフォワードへの情報提供を許可してください。連携が成功すると画面が切り替わります。

金融機関の口座情報などは、ログイン状況に応じて定期的に自動更新されますが、確認するタイミングによって最新の明細や残高に反映されていない場合があります。その場合は、該当の口座をタップし、詳細画面から手動で更新することができます。

プレミアム会員の場合は自動更新の頻度が上がり、一括更新ボタンでまとめて更新することができます。
※一括更新の対象外となる口座が一部あります