はじめに
6.「未分類」を解消して、家計簿をカスタマイズする
各カテゴリの支出額が確認できたら、誤って分類されている支出はないか、また「未分類」に分類された支出がないかをチェックします。未分類を見つけたら、入出金明細を確認してカテゴリを変更しましょう。
大項目のカテゴリを選択すると、中項目のカテゴリが表示されます。右上の「編集」を選択すれば「カテゴリを追加」することができるので、自分の好きなカテゴリを作成してカスタマイズすることが可能です。
また、未分類の中に複数の出金履歴がある場合は「カテゴリ一括変更」を使うと便利です。未分類のカテゴリ画面の右上にある「…」をタップして「カテゴリ一括変更」を選択。同じカテゴリに変更したい支出履歴を選び、「カテゴリを変更」をタップして変更先のカテゴリを選べば完了です。
未分類の支出履歴も、手動で分類を行ううちに家計簿がその内容を学習して、次から自動で分類するようになります。
7.口座間での資金移動は「振替」で二重計上を防ぐ
最後に振替機能について。A銀行からB銀行にお金を移したとき、銀行口座から証券口座に自動振替する場合、クレジットカードから電子マネーなどにチャージしたときなど、連携している口座間で資産移動するときには二重計上を防ぐために振替で管理するのがおすすめです。以下の条件を満たしている場合は自動で振替が行われます。
支出元と入金先の両方から入出金履歴が取得される振替の例
・銀行からATM引き出しをして財布に入れた場合
・普通口座Aから普通口座Bへ資金移動した場合
・クレジットカードで電子マネーをチャージした場合
もし自動で振替されていない場合は、手動で振替をしましょう。入出金明細の画面下にある「振替にする」を選択し、振替先となる金融機関サービスを選んで保存すれば完了です。二重計上を防げます。
家計管理をする上で大切なことは、お金の流れを知ることです。毎月いくら収入があって、何にいくら支出しているのか、いまどれだけの貯蓄があるのかをざっくり把握しましょう。現状を知れば、将来に向けたマネープランも立てやすくなります。
次回の中級では、財布機能や予算機能を活用し、より踏み込んだ家計管理や分析方法についてご紹介します。
執筆者:土屋舞