はじめに

年金の加入記録の確認をしよう!

老齢年金の基本年金額は、単純に払ってきた年金保険料の額に比例すると考えて間違いありません。自分が過去に支払った保険料の記録が正しくなければ、正しい年金額を受け取ることができないのです。

一時問題となった「消えた年金記録」を知ってますか。年金制度に加入して保険料を払っていたにもかかわらず、本人の基礎年金番号と繋がらず、どの基礎年金番号とも合致せずに宙に浮いてしまった記録があるというものです。原因としては、改姓したことによるものや、厚生年金の加入事業所を転々としてそのたびに新しい基礎年金番号を付与されたためなどです。

59歳の誕生月に送られてきた「ねんきん定期便」 に過去の年金加入記録として、会社名や標準報酬額などすべて記載されていますので必ず確認しましょう。もしその書類がない場合は、「ねんきんネット」 に登録すればいつでもどこでもスマートフォンやパソコンで最新情報が確認できます。

現在は、20歳以上の人には必ず「基礎年金番号」が付与されていて、再就職や国民年金へ変更する場合などは、必ずその番号でしか手続きできなくなったことと、2018年からはマイナンバーと基礎年金番号の紐づけが行われたので、宙に浮いた年金番号のようなことはなくなっていますが、ここ数年以内に初めて老齢年金の請求手続きをする人の中には、まだ該当する人がいます。かならず確認しておきましょう。

厚生年金基金に加入したことがある人は、基金も忘れずに請求する

厚生年金に加入したことがある人の中には同時に、「厚生年金基金制度」にも加入していた可能性があります。厚生年金基金制度とは、国の厚生年金の給付の一部を代行し、さらに基金が独自の上乗せ給付(プラスアルファ部分)を行うことを目的として設立された団体が運営している制度です。

つまり、厚生年金基金制度に加入したことがあれば、少なくても国の厚生年金の給付の一部を基金から受け取ることができ、さらにプラスアルファ部分の上乗せがあるかもしれないということです。年金の請求先が国からの年金とは異なるので、厚生年金基金に加入したことがある人は必ず加入していた厚生年金基金または企業年金連合会に厚生年金基金部分を受け取るための請求手続きをしてください。

登録されている氏名・住所に間違いがなければ、請求できるタイミングに基金から請求書の用紙が届きます。厚生年金基金に加入したことがあるのに請求書が届かない、厚生年金基金に加入したことがあるかどうがわからない人は、「企業年金連合会」 に問い合わせてみましょう。