はじめに

病気やケガで働けない状態が続くと傷病手当金が出る

では、もっと重い病気やケガで働けない状態が続く場合は、どうなるのでしょうか? 収入がなくなるかも知れないのでとても困りますね。このようなときには「傷病手当金」があります。

会社員や公務員では、連続4日以上働けない状態が続いた場合には、給料(報酬月額の平均)の3分の2の金額を受け取ることができます。受け取れる期間は最長1年6ヵ月です。

これで、ある程度の生活資金は確保することができます。

重い障害になった場合には「障害年金」を受け取れる

しかし、もし1年6ヵ月以上、働けなくなった場合はどうなるのでしょうか?今度は、障害年金があります。障害年金は「障害基礎年金」「障害厚生年金」の2つがあり、条件を満たせば支給されます。

75歳からは「後期高齢者医療制度」に変わる

年齢が上がれば、身体の不調はでてくるもので、入院をすることも多くなります。75歳以上の人は、それまでの健康保険が終わり、すべての人が後期高齢者医療制度に変わります。

原則的には1割負担になります(現役並みの所得の人は3割負担)。ですから75歳以降の医療費の負担はグッと少なくなります。また高額療養費制度の限度額も下がります。ただし、現在2割負担に改定する方向で議論が勧められています。

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