はじめに

民間の医療保険・就業不能保険

このように、さまざまな制度があります。日本の健康保険制度は結構手厚い保障があるので、意外と自己負担は少ないのです。

もちろん、ここで述べたのは医療費についてだけの自己負担ですから、その他の費用も必要になります。それは差額ベッド代だったり、入院のパジャマとか、往復の交通費というのは別途かかります。

とはいえ、現在は多くの場合、長期の入院をするというのは少なく、ほとんど短期の入院が中心だといっていいでしょう。と考えると、医療費以外にもかかる費用はそれほど多くはありません。入院に備えるお金としては20~30万円の余裕資金があれば対処できるでしょう。

ですので、余裕資金があれば、民間の医療保険に入る必要はありません。ただし、余裕資金が少ない人は、医療保険を検討してもいいと思います。

本当に困るのは、長期の入院や、働けない状態が続いた場合です。これは傷病手当金があるので、会社員などは、急には困らないのですが、自営業やフリーランスの人は、就業不能保険で備えておいてもいいでしょう。

これらの制度をしっかり理解して、もし病気やケガになった時、賢く使いこなせるようにしておきたいですね。

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