はじめに

一日の食費を極限まで抑えてみる

次に食費です。仮に一か月 1万円という予算を決めたとします。

月10,000÷30日=333円(1日の目安)

1日300円ちょっと、と考えると、かなり窮屈に感じるかも知れませんが、例えば10日分と仮定するなら10倍の予算になります。

333円×10日=3,333円(1週間÷3日の目安)

もちろん自炊がメインになるのは必然ですが、格安スーパーなどで食材をまとめ買いをしたり、そもそも節約レシピを楽しめる人であれば、不可能な金額ではありません。

いかにお金をかけずに暮らしを楽しめるか

次に衣類を見てみましょう。例えば「ユニクロ」や「GU」、「しまむら」といった店舗では、安価なのに丈夫で、着心地の良い衣料を手に入れることができます。日用品は、100円ショップ。携帯電話は、1ギガバイトまでは無料というサービスが開始された「楽天モバイル」を利用したとします。

余暇の過ごし方は、出来るだけお金を掛けずに楽しめるものを中心に過ごします。

最後に電気・ガス・水道光熱費などを含め、その他固定費の予算を1万5,000円だと仮定してみると、1ヵ月分の生活コストは以下の通り。

いかがでしょうか。もちろん上記の計算は、非常に極端な予算組みです。極論ではありますが、「暮らす」という事だけにフォーカスをするなら、決して不可能な金額ではないことも分かります。

自宅から徒歩や自転車などで移動できる距離に、1ヵ月8万3,000円程度の収入を得られる職場がある場合や、ネットを利用して自宅で稼ぐ方法を持っているなら、なおさらです。

自分にとって最低限の生活コストとは?

この記事では、「自分には年収100万円でなんて生活できない」という感想を持つことを目的としていません。

「現状の生活コスト」を見直すことで、「自分にとって本当に必要な支出」はどのくらいか、一度考えてみる気になりませんか。なぜなら、この記事を見ている多くの人が、おそらく「年収100万円」以上の収入を得ているからです。

長期的な戦略で貯蓄額を増やそうとする場合には「投資・運用」という手段も有効です。ただし、本気でお金を貯めようというスイッチが入った場合、まず目に見える形で貯蓄額が増やすことは、ご自身のモチベーション向上に繋がります。

そうすると、短期間で貯蓄額を上げるために必要なことは、収入を上げるか支出を減らすか、どちらかしかありません。またサラリーマンやOLの方などの給与所得者であれば、短期間で給料の額を上げるのはあまり簡単とは言えません。

収入はあるのになぜかお金がたまらない…無料FP相談で不安を解消しましょう![by MoneyForward HOME]