はじめに

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ
今回の相談者は、27歳、会社員の女性。会社都合で退職することになったという相談者。結婚を予定しており、将来の子育てのことも考えると、自宅にいながらお金を稼げる不動産投資やFX、個別株を始めようと思っているそうですが……。家計再生コンサルタントの横山光昭氏が運営する『マイエフピー』のFPがお答えします。

会社の都合で、あと半年ほどで退職をすることになりました。現在パートナーと同居中(2、3年のうちに籍を入れたいと思っています)で、家計を合わせ始めたばかり。彼にしっかり収入があるので生活に不安はないのですが、貯金ができなくなるのではないかということが心配です。

今は家計簿アプリで支出を管理していますが、毎月20万円ほど余っています。私の1カ月の収入すべてを貯めている感じです。これを、これからの結婚式費用や出産費用にしたいと思うのですが、半年後には私の収入が無くなってしまい、貯金ができなくなります。

次の職をまだ探してはいないのですが、収入を得なくてはいけないと思っています。子育て等を考えると、自宅にいてできる仕事がよいのかと思うのですが、内職的な仕事は大変な割にあまり収入にならないと思いますし、テレワークの仕事をしても、いつ出勤するようになるかわかりません。そうであれば、不労所得を得ることが一番いいように思い、勉強を始めました。主に不動産投資とFX、個別株投資です。

収入を得られるようになるには時間がかかると思いますが、家計をしっかり管理して取り組めば、何とかなるように思います。収入が上がるまで、収入がそう多くなくてもお金が貯められるやりくり法を身につけたいです。

【相談者プロフィール】
・相談者、27歳、会社員
・パートナー、29歳 会社員
・毎月の手取り収入:相談者22万1,000円、パートナー29万7,000円
・年間賞与:相談者0円、パートナー68万円
・貯金額:相談者250万円、パートナー140万円
・毎月の支出の目安:29万8,000円

【毎月の支出の内訳】
・住居費(管理費 ):7万5,000円
・食費:5万2,000円
・水道光熱費:1万6,000円
・通信費:2万5,000円
・生命保険料:500 円
・日用品代:1万5,000円
・医療費:1,000円
・交通費:9,000円
・被服費:1万9,000 円
・交際費:2万4,000 円
・娯楽費:2万円
・し好品(酒):5,000円
・その他: 7,000 円

FP:ご結婚に向け、家計を合わせて必要資金を貯め始めたところ、ご相談者の収入が無くなる見込みとなってしまったのですね。そこで突然不労所得(投資はそもそも不労所得ではありませんが)を狙い始めるというのは、危険なことだと思います。どうするとこれから貯められるようになるのか、収入の得かたも含めて考えていきましょう。

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