はじめに
変動金利と固定金利はどちらが有利?
変動金利が有利か、固定金利が有利かと聞かれますが、正解は時間経ってみないとわかりません。
変動か固定かを選ぶのは、本質的には借り手(利用者)が金利上昇のリスクを受けるか、貸し手(金融機関)が金利上昇のリスクを取るかということです。変動金利は基本的に短期プライムレートという銀行が、優良顧客企業に貸し付ける低金利の指標に連動するのですが、ここ20年ほど不景気が続いているので上がっていません。
そして、金利上昇しても、「金利上昇=経気上昇」と考え、金利が上がれば給料がそれ以上に上がると思えたり、金利上昇時に万が一ローンが返済できない場合は自宅を売却して返すことが可能という計算が立つようでしたら、変動金利を選べば良いと思います。この際、いざという時に売却しやすいような立地や建物であるかも考えましょう。一方、今後の毎月の返済額を固定して、金利上昇などの影響に振り回されないという選択も一理あります。
変動金利、固定金利を選ぶにしても、完済時の年齢をしっかりと意識し、それまで収入を継続できるのかをしっかり考えましょう。また、家計の把握をおこなった上で、今後のライフイベントや収入の変化を想定して、本当に返済が可能化を見極めることが重要と考えます。
ぜひ参考にしてみてください。