はじめに

家計の共有に有効なもの

家計を共有するためには、ご夫婦でよく話し合うことが大切ですが、どのくらいの支出があるのかを数字で共有するために有効なツールを活用することをお勧めします。

単純に手書きの家計簿を見せあうことも良いですし、最近ではスマホの家計簿アプリの利用も有効です。家計のように共有したい部分と、こづかいのように自分だけで管理したい部分を分けて記録することができたり、貯金額や家事分担をTo Doで表示できるものなど、様々なタイプのものがあります。

このようなツールを使うと自動で記録されるので、「なんとなく見て終わり」、となってしまうことが多くなると思います。ですがそのままにしておいても、家計の改善や整えることにつながりませんから、やはり時折、ご夫婦で支出の振り返りや貯金額について話し合うことが大切です。お子さんがいれば、お子さんにも参加してもらって共有できると、新しい発見があるかもしれません。

もともとは他人同士が一緒に暮らすのですから、この先、お金の使い方や感覚などの違いが出てくるでしょう。ですが、都度話し合うことで修正はしていけるでしょうし、金額を数字で共有できれば、互いに節約のしどころも見つけやすくなります。

上手な家計運営、やりくりはまだこれから。ぜひ力を合わせ、頑張ってください。

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