はじめに
まずは大項目を分けるところから
最初から細かい分類をすることも挫折の原因になりがちです。まずは上記の表の大項目のレベルで分類していきましょう。悩むものは「未分類」のままにしても大丈夫です。大項目レベルに仕分けが終わり、もっと細かく改善していきたいポイントがでてきたら、次の月から中項目を分けてみましょう。
例えば、日用品というグループには、シャンプーやトイレットペーパー、洗剤、ペットのエサ代、日曜大工の材料、100円均一で買ったものなどが入り雑多になりがちです。日用品の全体額が大きいなと思ったら、中項目をつくることでさらに細かく仕分けをすると改善ポイントが浮き彫りになってきます。
お財布機能で現金を把握しよう
日々使っているお財布の中の現金を把握するための機能です。他の金融機関の登録同様に「口座」のメニューからお財布を登録することができます。名称は「ご自身の名前」や、「家族共通のお財布」など自由に登録することが可能です。このお財布機能を通じて現金の入出を管理することになります。例えば、銀行のATMから現金を引き出したときに、この銀行の出金の明細記録から自動的にお財布に入金したこととして管理できます。
また、現金の支出については、アプリに手入力で打ち込んでいくことになりますが、「お財布」から現金を減らしたという設定にすることで、手入力で支出を記帳する度に、「お財布」の中の残高が減っていきます。
1ヶ月の支出を振り返る
1ヶ月が終わったら、必ず振り返りを行いましょう。振り返りがなければ、改善はしないといっても過言ではありません。
給料日を起点として、お給料が振り込まれたら、その前の1ヶ月の支出を締めてみましょう。支出を見直して、どのような1ヶ月だったか、頑張ったところ、よかったところ、うまくいかなかったところなどを振り返っていきます。使いすぎているなと感じたものには予算を決めていくと良いでしょう。来月の改善目標にすると良いと思いますので、最後に次月の予算目標を決めて、1ヶ月の振り返りは終了です。
会社に月次の締めや決算があるように、家計にも締め作業が重要になります。「マネーフォワード ME」はほとんど自動で家計簿をつけてくれますが、ただ記帳されているだけでは家計改善をすることは難しいです。一つ一つのデータを見直し、仕分けし、使いすぎているポイントを意識することから始めてみてはいかがでしょうか?
次回以降は、「マネーフォワード ME」を活用して家計を把握出来ている前提で、振替機能、予算機能、グループ機能、変動費の見直し、固定費などの見直しについて随時紹介していきたいと思います。