はじめに

前回「なぜ資産形成が必要?『家計簿アプリ』を使いこなして人生100年時代を生き抜く」、家計簿アプリの「マネーフォワード ME」を活用して自分の支出を管理しようということで、セキュリティや口座の整理、連携についてお話をしました。

今回は、金融機関やクレジットカードを「マネーフォワード ME」に連携した後の基本設定と、家計管理や仕分けの考え方をお伝えします。

購入したものを費目ごとに分類してみる

仕分けについて考えていきましょう。

どのような用途でお金を使ったのか、カテゴリごとに分類分けする作業を仕分けといいます。例えば、コンビニでお弁当を買ったら「食費」になりますし、スマートフォンやインターネット回線の費用は「通信費」になります。

「マネーフォワード ME」は、クレジットカードの利用明細などの文字情報から買ったものを推察し自動的に仕分けをおこなってくれます。しかし、時折、間違って仕分けされてしまったり、「未分類」に仕分けされていたりすることがあります。その場合、一部手作業で仕分けをする必要がありますが、一度仕分けをすると、「この人にとって、この明細はこの仕訳費目になる」と、その仕訳指示を覚えていきます。同じ支払い方法で同じ店舗での買い物を、次回以降は前回の仕分けルールにそって反映してくれます。

費目分けのルールづくり

分類する際は、定義を決めておきましょう。「マネーフォワード ME」のあらかじめ決められた費目分けにに沿って分類をしていくとわかりやすいです。
※「マネーフォワード ME」の仕分けルールをもとに、ルールにないものは著者が一部規定

住居費家賃、住宅ローンの支払い、管理費、修繕積立金、駐車場、火災保険料など、住居に関する支出。実家住まいで、生活費を入れている場合はその金額をここに含める。
食費食材、ランチ、外食、カフェなどの飲食費が含まれる。 お酒代も食費とし、1人や家族だけなど他人と関わりなく使った飲食費が食費にあたる。人との交際のための外食費などは「交際費」に分類。
日用品洗剤やトイレットペーパーなどの消耗品、ペット用品、子育て用品(オムツなど)が該当。100円ショップやドラッグストアなどで購入した雑貨なども含む。
水道光熱費電気代、ガス代、水道代、灯油代
衣服・美容衣類、靴・バッグ、クリーニング代、化粧品、美容グッズ・サプリ、美容室代、ネイル、まつげエクステ、その他エステなど。
交通費交通系電子マネーへのチャージ、電車代、バス代、タクシー代、駐輪場など、日々利用する交通手段の料金。
趣味・娯楽旅行やレジャー費、映画、動画配信サービス、雑誌、マンガ、音楽、ゲーム、その他趣味に使ったお金全般。
教養・教育子どもの学費、習い事、塾代は「教育」。 自分自身の習い事やスキルアップ、書籍購入、資格試験代などは「教養」。
交際費家族以外の人との交流にかかる費用。 飲み会、冠婚葬祭、お見舞い、お土産・手土産、プレゼント、親戚の子供へのおこづかい・お年玉など。
通信費携帯電話料金、固定電話料金、インターネットのプロバイダ、ケーブルテレビ、NHKなど。
健康・医療毎月の通院費、歯医者、コンタクトレンズ、薬代、定期検診・人間ドック、サプリメント(美容以外)、スポーツジムなど。
保険生命保険料(医療保険、死亡保険、個人年金保険など)
自動車自動車ローン、ガソリン代、自動車保険、ETC、コインパーキング、修理代、自動車グッズ、車検代など自動車の保有に関係する費用。
その他送料(切手・宅配料金)、雑費、ATMや振込手数料、奨学金やカードローンの返済など。
特別な支出ここまでの分類に該当しないイレギュラー支出や年間に1、2度だけかかる費用をいれる。 家具・家電、寝具、寄付金、トラブル対応の費用など。
税・社会保障国民年金保険料、国民健康保険料、住民税、所得税、 固定資産税、自動車税、など。
現金・カードお小遣い、仕送り、電子マネーへのチャージなど。

なお、スーパーで食料と日用品を同時に買う場合、購入品ごとに内訳を入力しなおしていくと時間がかかってしまうので、その日に買ったものの比重が高い費目にすることでざっくりと管理していくと良いでしょう。また、総額が気になる場合は、食費と日用品の合計金額に対して予算をもうけて管理してみてください。