はじめに

新築物件と中古物件を比較

「建売住宅」も「注文住宅」も、大きく括れば新築物件です。まずは、新築物件と中古物件との違いについてみていきましょう。

新築物件の一番の魅力は、ゼロから自分好みの家を建てられることでしょう。住まいを考える時に、住むエリアや外観や間取りなどに目を向けがちではありますが、その家に長く住む上で非常に重要なのが、「耐震性」や「耐久性」などです。

新築であれば、最新の耐震基準に沿って施工されるので安心です。また、ご相談者が希望されているように断熱性能や省エネ対策などについても、新築のほうが効率よく対応出来ます。

一方、中古物件をリフォームする場合は、その物件の建築年月日によっては耐震基準が古いものであったり、構造面でも補強が必要な場合もあります。特に断熱性や省エネについては、時代と共に進化しており、既存の構造で対応しようとすると大規模なリフォームが必要となり、コストも掛かってしまいますのでお勧め出来ません。

もちろん、中古物件のほうが立地の良い物件が豊富であったり、リフォームも比較的デザインや性能面も自由に設計でき、コストもある程度コントロール出来るなどの利点もあります。

新築を購入したくても、建売でも土地からでも、希望するエリアでなかなか見つからない、という方は非常に多いです。住むエリア重視で物件を探す場合は、中古住宅のほうが、選択肢が広がるでしょう。

コスト面はリフォームが有利だけど…

コスト面でいうと、中古物件で耐震性に問題なく、構造上大きな傷みなどが無ければ、基本的にはリフォームのほうが費用を抑えられます。

中古で検討する場合は、同じエリアで新築と比べて、中古リフォームしての費用が70%~80%程度におさまるのを目安としましょう。ただし、既存の構造を基礎にリフォームすることになるので、住宅性能については希望に叶うかどうかは要注意です。

ご相談者については、コロナ禍で家で過ごす時間が多くなり住み替えを検討している点や、断熱性や耐震性、エネルギー効率などを気にされていることを考慮すると、新築のほうが希望に合った物件を見つけられるのではないでしょうか。