はじめに

固定費以外の日用品や被服費・雑費

通信費に続いてチェックしたいのは、日用品費や被服費、雑費など固定費以外のイレギュラーな出費です。最初に電気代の話をしましたが、実は水道光熱費に関しては、無駄遣いするにも限度があります。一日中、全部屋の電気やエアコンをつけっぱなし、水道を流しっぱなしなど考えづらく、節約できる金額も日用品費などに比べると少ないケースが多いからです。

一方、日用品費や雑費、交際費などは人によっては、かなり無駄遣いしているケースが見受けられます。これらの項目は家計簿の金額を見るのではなく、何を買ったのか個別に見て、「本当に必要なものだったのか」「実際に活用しているのか」を確認します。

「これ、あったら便利かも」くらいの物をすぐに買ってしまう習慣の人は、家の中に使っていない物がたくさんあり、結果的にそれらを買っていなければ大きな金額の節約につながるからです。

もしも軽い気持ちで買い物をしがちな人は、自分にとって本当に必要なものだけを買う習慣に見直していきましょう。前回の記事モノを減らすとお金が貯まる?スッキリ暮らす節約術も参考にしてみてください。

人によっては大きく節約できる各種保険

ここまで身の回りの身近な節約をできたら、今度は生命保険や損害保険などの毎月の固定費を見直しましょう。高額な保険料を支払っている人もいて、月に数千円、数万円になると大きな額になってしまいます。いざという時にどれくらいの金額が必要かは、人によって違ってくるので一概に適正金額は言えませんが、いまその人の生活に必要のない保険に加入していたり、保障内容が重複しているパターンも多いので一度見直しをしてみてください。意外と多くの人が保険のカバー範囲を把握していないのが実情です。

節約が苦手だという人は、まずは今回のような順序で、家計の支出を見ていくと、今まで見えていなかった無駄が浮き彫りになってきます。無駄が分かれば改善し、コツコツ貯蓄にまわすことで、悶々としていた不安も軽減できていくので頑張ってくださいね。

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