はじめに

コロナが追い風となった

手取り収入の減少を副業で賄おうとする人が増えたというデータを見てきましたが、この流れはコロナによって更に加速しました。なぜなら、自由な働き方が普及したことによって、勤務時間や勤務スタイルだけではなく、働く場所の自由度も上がったからです。

東京一極集中という言葉があるように、これまではずっと東京に人が流れ込み続けていましたが、昨年から続くコロナ禍においては東京から人が流出するという珍しい現象が確認されました。総務省が発表している「住民基本台帳人口移動報告」の都道府県別の転入超過数の推移をグラフにしたものが下図です。

緊急事態宣言が延長された昨年の5月以降、6月を除いて今年の2月まで東京から人が流出していることが確認できます。では、東京からどこへ人が流出したのかを見てみると、どうやら近隣の3県(埼玉、千葉、神奈川)に流れていったことが分かります。

わざわざオフィスに行かなくていいのなら、家賃が高い都内には住まず、近隣の件に住んだ方がコストを抑えられると判断した人が多いのでしょう。また、コロナ禍で職を失った人も多いので、それをきっかけに近隣の件に引っ越した人もいるでしょう。