はじめに

できれば成長産業に身を置いて時給アップを目指して

ステップ1は、収入をいかに増やすかについてです。現状3つの仕事を掛け持っていて体力的にも限界まで頑張っているとのことですので、なかなか難しいかもしれません。ですが、可能であれば、時給単価の良い仕事ができる職能を身につけることが大事だと思います。

収入を決める大きな要素は、働く業界が成長産業であることが重要です。時間をフル稼働させてたくさん働くことよりも、産業自体が伸びている業界に身を寄せられるかが時給アップの視点で重要になります。

例えば、動画編集などはパソコンやソフトを手に入れる必要はありますが、ニーズが高く時間もスキマ時間に行うことができるのでオススメです。介護関係も多くの人を募集しており、成長していく産業と言えます。

資格や技術を習得するまでは、自己投資としてコストが掛かってしまうことがあると思いますが、成長産業で働くということを意識して、その産業で働くスキルを磨くことで労働単価を上げられる可能性があります。貯蓄を取り崩しながら資格を取ったり、専門実践教育訓練給付金などの公的なサポート制度を利用するなどの方法もあるので、調べてみると良いでしょう。

また、健康で長く働くことも重要になりますので、無理をしすぎないことも大切です。現在の仕事状況がどのような雇用形態かはわかりませんが、体を壊してまで働かなければならないことはないはずです。

改善の余地がありそうな支出は?

ステップ2は、支出の改善です。家計の内訳から、特に固定費に改善できるポイントがないかをひとつひとつ見ていきたいと思います。

●住居費5万5,000円
住居費は5万5,000円ですが、手取り収入から考えると、29%と少し大きいかもしれません。できれば25%を目指していきたいところです。お住まいのエリアは通勤など条件もあるとは思いますが、北海道札幌で一人暮らしをする場合は2万円台後半から3万円前後でも物件は沢山あるようです。人生の3大支出である住居費が2万円抑えられるだけでも、収支改善は大きく進むと思いますので、御一考いただけると良いと思います。

●保険料3,000円
保険については、独身でいらっしゃるので、死亡保険などは必要ないでしょう。医療保険についても、現在150万円の預貯金があるので不要ではないかと思います。公的な保険に入っているので医療費は3割負担ですし、高額療養費制度もあります。一カ月に支払わなければならない医療費の上限は、ご相談者様の年収から考えると5万7,600円になりますので、医療費が払えないという事態にはならないと思います。思い切って医療保険もやめてしまうか、不安であれば3000円を医療用の貯蓄として貯めていくと良いと思います。

●通信費1万9,000円
通信費は、スマートフォン代と、家のネット回線代金でしょうか。スマートフォンの費用が仮に8,000円、ネット回線が6,000円として、さらに携帯端末の分割払いや、月額のサブスクリプションサービスなどがあるかもしれません。このスマートフォン費用を8,000円から3,000円以下に抑えるだけでも、年に6万円の改善に繋がります。今後40年スマートフォンを使う場合は、240万円の改善になります。老後資金としては大きな金額になると思いますので、通信状況を調べながら格安携帯に切り替えると良いと思います。端末費用が別途分割払いなどで縛りがある場合は一括で精算してしまうと良いでしょう。

仮に、住居費を3万円にし、保険を解約、通信費を5,000円改善できた場合は、月のキャッシュフローが3万8,000円改善します。すると、今までの毎月1万円の貯金と合わせて、4万8,000円の余剰資金が毎月生まれることになります。

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