はじめに
テレビはネット動画を見るためのデバイスに
博報堂DYメディアパートナーズの調査には、興味深いデータがあります。テレビを利用したという回答には、テレビ局の放送を見る以外の行動が含まれていました。というのも、現在のテレビは放送中のテレビ番組を見るだけでなく、録画した番組を再生するほか、インターネット経由で動画配信サービスを視聴することにも使うからです。
そこで、テレビの利用時間としてどうような行動を含めたか質問したところ、以下の結果が得られました。
上2つの「テレビ番組をリアルタイムで見る」「録画したテレビ番組を見る」以外は、いずれもインターネット経由の動画配信サービスを利用するものです。なかでも、NetflixやHulu、Amazonプライム、Amazonビデオ、dTV、DAZNなどを含む「有料動画を見る」と、YouTubeやニコニコ動画、Dailymotion、FC2動画、GYAO!を含む「無料動画を見る」は2割を超え、増加傾向にもあり、存在感が増しています。
このように、テレビはテレビ番組を見るためのデバイス、という考え方は過去のものになってきました。