はじめに

“リアルタイム視聴”離れが鮮明

博報堂DYメディアパートナーズの「メディア定点調査2021」でも、テレビ離れの流れが読み取れます。

テレビへの依存度が低下

2021年の1月から2月にかけて実施した調査では、週平均の1日あたりメディア総接触時間は450.9分で、前年の411.7分に比べ39.2分も長くなりました。メディアに対する姿勢が変化しただけでなく、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックのため自宅で過ごす時間が増えたことも影響したはずです。

メディアの種類別では、「携帯電話/スマートフォン」 「タブレット端末」「パソコン」が増えたうえ、これらの合計が全体の55.2%を占めています。全体的に減少傾向だった「テレビ」は150.0時間で、前年より増えました。ただ、全体に対する割合は小さくなっていて、テレビへの依存度は低下しています。

出典:博報堂DYメディアパートナーズ / 「メディア定点調査2021」時系列分析

このメディア総接触時間を年代別・性別でみると、NHK放送文化研究所の調査と同様の傾向になりました。つまり、若い層はインターネットを多用し、年配層はテレビを長く見る、という傾向です。

出典:博報堂DYメディアパートナーズ / 「メディア定点調査2021」時系列分析

[PR]NISAやiDeCoの次は何やる?お金の専門家が教える、今実践すべきマネー対策をご紹介