はじめに

家族で将来について話し合っておく

シングルマザーとして子育てをし、キャリアアップを考えているのは立派です。ぜひ、実現して欲しいと思います。

現在、同居をしているため、ご両親が要介護状態になってしまったときには、同居している相談者様が看ることになりそうとのことですね。一番近くに住んでいる人が介護をしたほうが手続き等スムーズに回るため、「同居しているから介護をする」と考えてしまいがちです。しかし、ご両親に万一のことが生じたときには、離れているお姉さんと弟さんと協力して介護することが必要です。一般的なケースとしては、事務的なことや日常のフォローは相談者様が行い、ご兄弟からは資金を援助してもらうなどで乗り切ることが多いのです。

自宅をどのように相続するのかなども決まっていません。一度、ご両親、ご兄弟を交えて話し合い、いざというときに備え、場合によっては遺言書を作成してもらっておくと安心でしょう。

教育費の支援制度をチェック

お子様には自由に進学先を選んで欲しいという思い、素晴らしいと思います。そのような気持ちは、きっと伝わるのではないでしょうか。

さて、生命保険文化センターが行った調査によると、小学校・中学校を公立、高校から私立、大学では文系に進学したとき必要になる金額は、自宅通学の場合、約1,450万円とされています。

それだけの金額を自分で賄うのは難しいと感じると思いますが、高校の無償化および大学の教育費の支援制度が設けられているのをご存知でしょうか?

私立の高校に進学した場合、公立高校と同じように、およそ年収910万円未満の世帯であれば、国からの就学支援が受けられることになりました。大学の場合、すべてではないものの、名だたる各大学も制度の対象になっていますので、一度確認してみてください。

ただ、お子様はまだ2歳です。実際に進学するときには制度が変更になっていることもあります。まずは節目ごとに、どのような制度になっているのか確認し、どれくらいの費用が必要になるのか、チェックするといいでしょう。

どのように貯めていくか

現在、各種手当を受け取っていますが、これは「ないもの」として、生活は月25万円の収入で賄うように考えていきましょう。

今は実家で暮らしているため、本来、支払わなければならない食費や水道光熱費がほとんどかかっていませんし、住居費も5万円と低く抑えられています。ご両親の自宅がどのようになるのか分からないうちは、できるだけ長く同居し、今のままの貯蓄ペースを続けていくのがベストです。

お子様が中学生になるまで10年間を実家で暮らすことができれば、ボーナス80万円×10年間で800万円。毎月の貯蓄を10万円とした場合、120万円×10年間で1,200万円を貯めることができ、現在の貯蓄とあわせると2,400万円貯められる計算です。

独立すると家賃や水道光熱費で毎月コンスタントに貯蓄できる可能性は低くなってしまいます。ボーナスも80万円の貯蓄を続けるのは難しくなるかもしれませんが、毎年50万円貯蓄できれば、60歳までの16年間で800万円貯めることができます。順調に進めば、60歳で3,200万円が手元にあることになります。