はじめに

家計簿を使い始めたら、支出が多い…と気がつく人も多いでしょう。自分の支出がわかったら、次は何をすればいいでしょうか。今回は、パソコンで「マネーフォワード ME」のweb版をより使いこなして、支出を改善する方法を解説していきます。


目次

■支出を改善するためには、「変動費」と「固定費」に分けて考える
■変動費を「消費」「浪費」「投資」に分ける
■「マネーフォワード ME」Web版で消費・浪費・投資を管理


支出を改善するためには“変動費”と“固定費”に分けて考える

毎月の支出を改善するにあたり、何に使いすぎているのかを把握するには、費目ごとに仕分けをして管理してくことが必要です。
※費目ごとの仕分けについては「家計簿アプリ」は最初の設定が肝心!使いこなして家計管理を成功させるコツは?を参照

支出は住宅費、食費、交際費、保険、趣味・娯楽、教育費、日用品…などさまざまな費目に分かれていますが、それぞれ改善方法が異なります。改善を考える上で、支出を大きく2つの概念に分けると「変動費の改善」と「固定費の改善」に分けることができます。

「変動費」とは、使ったら使った分だけかかる費用で、食費、交際費、趣味娯楽、日用品、交通費などが入ります。変動費を改善するには、予算を設定し、使っている進捗を管理し、何に使いすぎているかを考え、使い方の見直しが必要です。

一方、「固定費」は、契約などによって毎月もしくは毎年継続的に発生する支出で、住宅費(家賃や、住宅ローン)、保険料、通信費、光熱費、教育費(習い事の月謝など)が典型的です。

固定費は、「支払うことが当たり前」になるため、支出改善の対象から外れてしまうこともあります。解約手続きが面倒で「このままでいいか」と改善を諦めてしまうことも。ただし、見直しに成功すると、継続的に支出が改善するので大きなメリットがあります。

今回は、「変動費の改善方法」をどのように取り組むとよいか、変動費を改善する上で「マネーフォワード ME」をどう活用していくかを中心にお話しします。

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