はじめに
「マネーフォワード ME」Web版で消費・浪費・投資を管理する
ここからは、「マネーフォワード ME」を活用して、この消費・浪費・投資を判別する方法です。まず、パソコンでログインをします。
「マネーフォワード ME」のWeb版にログインします。※画面右上の「ログイン」から操作
「家計」のタブをクリックすると、直近の支出が確認できます。このページの一番下には、「家計簿データの出力」の機能があり、家計の入出金データをダウンロードすることができます。
※「家計簿データの出力」の機能はプレミアム会員になる必要があります。
ダウンロードしたデータを、下の図のように「消費」「浪費」「投資」の欄をつくって、コピー&ペーストしていきます。
各列の合計が、全体支出の何%になっているかをチェックすることで、どのようなバランスになっているかを見ることができます。特に、浪費が多くないかをチェックし、「なんとなく良い買い物だったから投資に」など、気分で判断せず、「未来の生活が豊かになる使い方ができているか」の基準で、判断する習慣を作りましょう。
消費・浪費・投資は、「買う前」と「買ったあと」の2回に分けて考えることで価値観が鍛えられます。
例えば、メタボ対策をしようと月額1万円のスポーツジムに通い始めたとします。スポーツジムに通うこと自体は、生活に必要な支出であれば消費になるかもしれませんし、最初は「良い投資になるはず」と思って申し込んだかもしれません。
ただし、月に2回しかいくことができなければ、「浪費」になります。一方、月に10回通い、理想通りの体型がキープでき、健康になれれば想定通りの「投資」といってよいでしょう。同じ1万円を払っても、使い方によって価値が変わるので、買う前と買った後の2回「消費・浪費・投資」を考えることが重要です。
価値観ができあがると、将来にわたって貯まりやすい家計になります。「マネーフォワード ME」を活用しながら貯まりやすい体質を目指しましょう。
次回は、変動費を攻略する「マネーフォワード ME」活用術をお伝えしていきます。