はじめに

一般口座の利用は考えなくてよい

では、一般口座を選ぶ意味はあるのでしょうか。

これは、普通の投資家には不要といっても良いでしょう。そもそも一般口座を選ぶと証券会社に「年間取引報告書」を作成してもらえないので、自分自身で売買損益をすべて記録しておく必要があります。

これが「特定口座(源泉徴収なし)」であれば、一般口座と同じように自分で確定申告をする必要はありますが、特定口座は証券会社がその年の損益状況を記録した年間取引報告書を作成してくれるので、それでも確定申告の手続きは多少なりとも簡便になるのですが、一般口座はすべての売買状況を自分で記録しなければならないので、非常に手間がかかります。

それでも一般口座を選択できるようになっているのは、特定口座で取引できない有価証券、たとえば未上場株式に投資する際に使います。未上場株式への投資は、そう簡単に出来るものではありませんから、個人投資家はそもそも一般口座の利用は考える必要がありません。

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