はじめに

投資商品に複利運用効果は期待できない

投資信託をはじめとする投資商品は時々、価格が大きく下落します。

「価格が上がった時も、下がった時も含めて平均なんだ」という反論もあるかも知れませんが、マイナスリターンが収益全体に及ぼすインパクトの大きさを考えると、平均値であろうとなかろうと、マイナスになった時のことを考慮せずに複利運用効果を語るのは、誤解を招くことになります。

年平均リターンを用いた複利運用効果は、確かに長期投資のメリットを説明するうえで非常に便利なので多用されるわけですが、それを鵜呑みにしないようにしましょう。決算日ごとに分配金が生じた時、課税後分配金で同一の投資信託を買うことにより「複利運用効果」が得られますという説明は、明らかに間違っています。誤解を恐れずに言うならば、絶えず値動きが生じる投資商品に複利運用効果は期待できないと言っても良いのかも知れません。

この記事の感想を教えてください。